畑ユリエさんのためし書き #みんなのためし書き
今週の『みんなの「ためし書き」』は、グラフィックデザイナーで美術展の宣伝美術や、教育事業などのアートディレクション・デザインをされている畑ユリエさんが登場です。芸術家であり無類の美食家でもあった北大路魯山人のテキストを引用し、美しい組版でためし書きをしてくれた畑さん。箱組みに見られる細やかな仕事は必見です! フォント遣いによって、文学の世界が豊かに伝わってきますね。
Q. なにをためし書きしましたか?
A.北大路魯山人の「夏日小味」を組んでみました。
Q. それをためし書きしたのはなぜですか?
A.資料やテキストが、オンスクリーンでも読みやすく、扱われやすい形でアーカイブされていくことに興味があるので、試してみました。綺麗なフォントで組めて嬉しいです。
Q. どんな点を気にして書きましたか?
A.いろんなレイヤーのテキストを配置することと、箱組みに見えるように組んでみること。
▲各要素を揃えるためにパイプ(|)を打って定規にするという小技!
Q. どんな流れで組み立てていきましたか?
A.メジャーで、夏らしく、長さもちょうどいいテキストを青空文庫から探してきて、本文以外に入れる情報を選定し、PCモニターでの閲覧を前提に、組み立ててゆきました。
今回のためし書きのURL:
https://fontplus.jp/tester/share.php?key=RBJxRIBU0-adCSTsoUutkz-hCpXl4t3p-e4elqgKqcPzbihbSLiQl_pdmIjRgxv8
使用したフォント:
筑紫Aオールド明朝 Pr6 R
筑紫ゴシック Pr5N D
筑紫Bヴィンテージ明S Pro R
※ご覧いただく環境によっては、画面サイズ等の理由で掲載のキャプチャと一部違いが見られる場合がございます。
畑ユリエ
グラフィックデザイナー。東京在住。美術関連の展覧会、教育、作品集などのアートディレクション・デザインをしています。
本や記録・アーカイブや、長期的な視点で捉え持続したことで変化してゆく物事に興味関心があります。
https://www.hatayurie.com
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