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Font分析Labo -たじまちはるさんを迎えて-

こんにちは、FONTPLUSです。
FONTPLUSでは毎月第3水曜日に『FONTPLUS DAYセミナー』というオンラインイベントを開催しております。

「FONTPLUS DAYセミナー」とは…
第一線で活躍する著名な書体デザイナー、クリエーターやディレクターをお招きし、書体やタイポグラフィ、デザインなどのビジュアル表現にまつわるテーマで登壇者と参加者が一緒になって学ぶ、WebフォントのFONTPLUSが開催するイベントです。
「フォントおじさん」でおなじみ、関口浩之がセミナー進行を務めます。
前回は6月16日(水)にデザイナーのたじまちはるさんをお迎えして「Font分析Labo」をテーマにお送りしました。

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たじまちはる
大阪芸術大学を卒業後、制作プロダクション、広告代理店、企業内のデザイナーを経て、2017年に独立。グラフィックデザインとウェブデザイン双方の分野で、「目的を達成するために、誰に何をどんな手段で届けるか」というマーケティング段階から制作に携わっている。実務で得た知識を「デザインの考え方」として業界に向けて発信することにも意欲を持ち、Adobe MAX Japan 2017、CSS Nite、JAGATといった数100人規模のイベントに登壇するかたわら、職能訓練校にて教鞭を執る。近著は、デザインにおける配色を感覚と理論を用いて解説する『配色デザイン良質見本帳 イメージで探せて、すぐに使えるアイデア集』(SBクリエイティブ)。


今回はすでにフォント沼にはまっている人はもちろん、フォントのことについてあまり知らない・これから学びたい!という人でも楽しめる内容にしようと心がけたオンラインセミナーでした。

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まず最初に触れたのは「新聞明朝体」について。基本的にどの書体メーカーさんの新聞明朝体も正体で作成されていることが多いのですが、実際の新聞のように組版する際は80%ほどに垂直比率を設定する必要があります。
それは何故なのかー。
セミナーではそんな身近な疑問から文字・書体の不思議について解明していきました。

今回は特別にセミナーのアーカイブURLをご案内します。
3時間弱という超長編セミナーとなっておりますが、興味を持っていただけた方は是非ご覧ください!
セミナーアーカイブURL
★こちら7月31日(土)までの限定公開となりますので、お早めにご確認をお願いいたします。

最後に、セミナー後にいただいたたじまさんとフォントおじさんのコメントをご紹介します!

【たじまちはるさんのコメント】
みなさんこんにちは、たじまちはるです。たじま研究員として、また、たじまちはるとして、過去に触れ、文字に触れ、今の自分に触れていく時間を、みなさんと一緒に過ごせてとても楽しかったです。
デザインを作るとなると、私の場合は情報を整理したり、文章をどう伝わりやすくまとめていくかといった「コンテンツと向き合う時間」が見た目を作る時間よりずっと多いです。そうして向き合った情報、コンテンツを伝えてくれる、形が楽しい「イメージを伝える」フォントも、直向きに読みやすさを作る「情報を伝える」フォントも可愛らしいです。
まさにフォントおじさん、こと、関口さんが言う「主人公」ですよね。
そんな「主人公」たちを知り、今後もたくさん触れあっていきましょう〜!
私もみなさんと同じくこれからも楽しく勉強していきます。
みなさんからのコメントもたくさんで楽しかったです。また、オンラインで話してる側としては、お顔が見えない分、このやりとりにホッとしていました。ご参加本当にありがとうございました!
【関口(フォントおじさん)のコメント】
FONTPLUS DAYセミナーにご参加いただき、ありがとうございます。今回の「フォント分析ラボ」、楽しんでいただけましたでしょうか? 身近な存在であるフォントを、さまざまな視点で観察したり、ルーツを探ったりすると新しい発見があります。ぜひ、今回取り上げたフォント以外も、気にして観察することをおすすめします。
楽しくて、あっという間の2時間でした。登壇いただいた研究員たじまちはるさん、フォントを楽しく学び空間を一緒に作り上げていただき、感謝です。またの機会にご出演ください。
これからも、楽しくフォントを学ぶ場を、毎月第3水曜に開催し続けていきたいと思ってます。次回の7/21(水)の筑紫書体の藤田重信さんの回も、ぜひ、ご参加くだください。

フォントおじさんのコメントにもありましたが、次回FONTPLUS DAYセミナー Vol. 37はフォントワークス株式会社の藤田重信さんをお迎えしてお送りいたします!筑紫書体ファンの皆さんお待たせいたしました!!

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【日程】2021年7月21日(水)19:00~ (20分前からイベント前振りトークを放送開始します)
【定員】100名
【参加費】無料
【申し込み】現在準備中です。FONTPLUS DAYセミナーのメンバー登録のうえお待ちください。

【 FONTPLUS とは 】

FONTPLUSは、2011年7月に、フォントワークス・イワタ・モトヤの3社と業務提携し、約200書体のWebフォントが使えるサービスとしてスタートしました。今年2021年7月で、記念すべき10周年となります。
2021年5月現在では、下記の14フォントメーカー、3,600書体以上のWebフォントをご利用いただけます。

フォントワークス、イワタ、モトヤ、白舟書体、方正(中国語)、Yoon Design(韓国語)、砧書体制作所、SCREENグラフィックソリューションズ、大日本印刷、凸版印刷、Jungle System(タイ語、ベトナム語)、Monotype(欧文・他)、Fontrix(韓国語)、昭和書体

そういった意味で、FONTPLUSは「百貨店型のWebフォント・サービス」と表現すると分かりやすいかもしれません。
今後も、新機能や新書体の追加、フォントメーカーの追加を検討しています。FONTPLUSについてご要望などがありましたらお気軽にご連絡ください。


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